2021/3/14

ルスツリゾートスキー場のコースについて詳しく解説します!

いつも、ルスツリゾートの公式ホームページをご覧いただきありがとうございます。今回は公式ブログ限定!ルスツリゾートスキー場のコースについて詳しく解説しようと思います。ぜひ、今後のご参考にしてくださいね。

※リフト、コースの運行状況については、随時変更となりますので、最新情報をご確認ください。

 

さて、まずルスツの山は1つだけではないこと、みなさんもうご存知ですよね。3つの山に37のコースが広がっており、総滑走距離はなんと42km。ゴンドラ4基、クワッド7基、ペアリフト7基。北海道の単独スキー場としては、コース数、総滑走距離の両方において、最大のスケールを誇ります。

 

早速、それぞれの山について説明しましょう!1つ目の山は、ウエストMt.。標高は715mです。ほどんどのコースは東に面しているので、午前中に朝日を浴びた後、午後の強い陽射しや西日などに当たることはありません。ルスツの他の2つの山より標高が低いのにも関わらず、雪質が劣らないのは、まさにこの恵まれた地形によるものです。

 

国道230号線をはさみ、まずは手前にイーストMt. があります。パウダーパラダイスとも言われる、ルスツリゾート最大の「遊び場」の入口です。標高は868m。「イーストゴンドラ2号線」はルスツの中でも一番の急斜面「スーパーイースト (最大斜度40度)」にダイレクトにアクセスできるので、朝の目覚めの1本には最高です。

 

奥にあるのは、3つめの山、標高994mのMt.イゾラ。山頂からは、洞爺湖、太平洋、羊蹄山など美しい景色を眺めることができます。山頂からのコースはいくつかあり、どのコースを選ぼうか、、、少し悩んでしまうかもしれません。まずは一番奥にあるコースから詳しく説明しましょう!

まさに天国!ヘブンリーエリア !

最高の雪質と、長いコースが楽しめるヘブンリーエリア。眺め良し、コース良しのまさに天国です。「ヘブンリーキャニオン」、「ヘブンリースピリット」、「ヘブンリートレイル」、「ヘブンリーリッジA」、「ヘブンリーリッジB」、「ヘブンリービュー」と全てのコースに「天国」を表す言葉が入る、何とも神々しい場所です。

 

「ヘブンリーキャニオン」と「ヘブンリースピリット」はどちらも上級レベルの非圧雪エリア。腰までの深い雪やツリーランが、冬シーズンずっと楽しめます。北海道のパウダースノーとして使われている写真は、実はこのエリアで撮影されたものも沢山あります!カラマツなどの針葉樹林があり、北海道らしい絵になる美しい景色も広がります。

 

あまり混まない場所で、景色を楽しみながらロングクルーズを楽しみたいときは、「ヘブンリービュー」コースがオススメ。レベルも中級で緩やかな斜面も多く、Mt.イゾラの東側の尾根を進むコースで、途中美しい洞爺湖の姿を見ることもできます。左側の谷の横を大きくカーブするように下ると、クリスマスツリーのような松林も広がり、気持ちよく滑り下りることができます。

 

下に下ると、山頂まで行く「イゾラ第3クワッド」と、短く高速の「イゾラ第4クワッド」があり、すぐお気に入りのスポットに行くことができます (2020-21シーズンは第4クワッドは運休しています)。

ここで、パウダーが大好きな皆さんへアドバイス。朝一番は、太陽の陽が初めに入る東向きの「ヘブンリーキャニオン」から攻めましょう。そのあとは「ヘブンリービュー」の中腹から左側に分岐する「ヘブンリースピリット」に入っていくのが良いでしょう。この急な谷エリアは西向き。太陽の陽を浴びることなく、1日中乾いた新雪が残っている可能性が高いです。

 

次は、カービングスキーヤーとスノーボーダーへのアドバイス。3山の中でも少し遠いですが「ヘブンリービュー」と「ヘブンリーリッジB」コースにはぜひ行ってみてください。幾重にも連なるきれいな縦のラインを見つけることでしょう。これは太陽が昇る前から、圧雪車がゲレンデを整備した跡です。ルスツの圧雪技術は北海道の中でも最高レベルと言われています。

 

コース幅が広く、起伏のある地形が織りなす「ヘブンリービュー」、「ヘブンリーリッジB」のコースで、爽快に、いつもよりもきれいなカービングターンを決められること間違いなしです。

スティームボートエリア

ルスツリゾートスキー場の象徴的存在!それが、スティームボートです。「イゾラ第1クワッド」がエリアの中心をまっすぐに走ります。ルスツではフード付きのクワッドが充実しているので、雪が沢山降っていても山頂までの移動が快適です。

 

山頂から左に行けば「スティームボートA」があり、コース幅が広く最後に右側に急カーブするコースがあります。レース気分が味わえるバンクセクションも楽しめます。パウダーを楽しみみたい、という方は、「ルスツNo.1」コ―スをチェックしてみてください。途中右に抜けると行くことができ、最後はまた「スティームボートA」に戻って来る、非圧雪の上級コースです。

 

「スティームボートB」コースは、ルスツの中で一番ドラマティックなコースです。全体を通し、コース幅が変化し、S字カーブを描くようなコースレイアウトは、その先の景色は見えず、滑りながらゆっくりと新しい景色が展開します。

 

両サイドに林も広がり、山麓にあるカフェテリア「スティームボート」は最後の松の木林を曲がるまで一切見えません。このコースは、カーブと起伏の組み合わせが良く、滑り応えのあるルスツでも人気のコースの1つです。レベルは中級で滑りやすいので、ぜひ皆さんお見逃しなく!

カフェテリア「スティームボート」は休憩やランチの場所として最適です。ラーメン、カレー、ルスツ豚の豚丼など様々なメニューをご用意。大きな窓はゲレンデ側に面しているので、他の人達が行きかう様子をぼんやり眺めたり、待ち合わせしたりと、過ごし方は人それぞれです。

イゾラエリア

ドローンを使って、鳥の目のように空からMt.イゾラを眺めてみましょう。ルスツリゾート最長の「イゾラグランコース (全長3.5km)」が山頂から尾根伝いに伸びています。

 

このロングランをノンストップで滑走すると、さすがに熱くなって汗をかくという人も多いです。

 

初心者の方でこのコースに挑戦したいという方は、急な部分を避けることができる迂回コースがあるのでご安心を。山頂と中腹の2か所、初心者でも滑りやすい緩やかな迂回コースがあるので、そちらを利用すれば、このロングランも制覇することができます。

 

イゾラの山麓まで行くと、そこには「イゾラゴンドラステーション」があり、1Fに「カフェテリア イゾラ2000」があります。このロングランを滑り倒した記念に、オリジナルの「ルスツ LOVE BEER」で乾杯するのもアリかもしれません。

 

イゾラゴンドラに載って山頂に戻りながら、次のコース戦略を練りましょう。中心となる「イゾラグランコース」から分岐して、「イゾラA」「イゾラB」「イゾラC」「イゾラD」の4つのコースがあります。「イゾラA」と「イゾラB」はどちらもマップ上では黒ライン、上級向けの非圧雪コースです。

 

ここで、上級者へのミニ情報。北海道の強風は、北西から吹くことが多いのですが、イゾラの尾根は南から北に走っているので、強風により粉雪が吹きあがってしまうことがよくあります。「イゾラA」「イゾラB」の入口の雪が固いからといって惑わされてはいけません。その入口エリアを抜けると、まだ手つかずの誰も通っていない新雪が残っているということもありますよ。

イゾラA~Dのどのコースを進んでも「イゾラ第2クワッド」に到着します。乗れば、また「イゾラA」の入口へ。これらの楽しいコースを何度も最速、最短で繰り返し楽しむことができます。

 

初心者や中級レベルのスキーヤー、スノーボーダーには、「イゾラC」「イゾラD」「イゾラD迂回」コースをじっくりと探検してみてください。羊蹄山を背景に滑っている写真を撮りたいということなら「イゾラC」「イゾラD」に行ってみてください。どちらにもスキーヤーと羊蹄山が収まるアングルがあるので、ぜひ探してみくださいね。

 

「イゾラD」コースの下の方では、ルスツのスキースクールのインストラクター??と思われる上級者達が、美しい高速ターンで下りてくるのを見ることもあります。コース下部に行くにつれて、コース幅が広がりさらに傾斜が少し急になります。視界が良いので、格好よくカービングを決めると、リフトを待っている人達からの注目を浴びること間違いなし。この写真は、谷の反対側「アクロスB」コースから撮影しました。

ここで少しまとめ。イゾラには沢山の選択肢があります。長く広く、起伏に富んで、フォトジェニックなこのエリア!あなたに最適な攻略法を見つけてくださいね!

イーストMt. 楽しい1日の始まりの場所

イーストMt.。山頂に最も急なコース「スーパーイースト」があるかと思えば、山麓には初心者向けの「イージートレイル」があるという、正反対な要素を持つ面白い山です。

まずは、山麓で今日の1日をどのように始めるか、即座に決断する必要があります。「イーストゴンドラ2号線」で快適にイースト山頂へ行き「イーストティーニュ」を滑るか、それともイースト山頂へは行かずとも「イーストクワッド」でイースト中腹まで行き、なる早でMt.イゾラを目指すか・・・。

 

イゾラメインなら「イーストクワッド」が早いけれど、「スーパーイースト」に行くなら「イースト第2ゴンドラ」に乗る必要があるし・・・。あぁ。人生には悩ましいことだらけです。

 

雪が沢山降った日は、沢山の上級スキーヤーが山頂で「スーパーイースト」をどう攻めるかチェックしている様子を見かけることでしょう。コースの両側には北海道の白樺、タケカンバが広がる美しい場所です。ここ以外にも「アクロスA」「アクロスB」といった非圧雪のパウダーエリアがあり、上級者のチャレンジ精神を煽ります。

 

その日の予定に合わせて、「イーストティーニュ」または「イーストビバルディ」を、1日の初めまたは最後に走破してみませんか。どちらも中級レベルのロングコースで、ウエストMt.やリゾート全景、また羊蹄山を見ながら滑ることができます。

 

山麓の「イーストセンターステーション」では、お食事とスナックメニューのあるカフェテリア、冬山グッズが買える売店、「K-winterパス」会員向けの休憩ラウンジなどがあります。休憩やお待ち合わせはぜひここでどうぞ。

ウエストMt. ルスツの歴史が始まった場所

北海道No.1のスケールを誇るルスツのコースを詳しく説明していくと、話題もたくさん。今度は、ウエストMt.についてお話しましょう。

全37コースのうち、11コースはウエストMt. にあります。現在のリゾートの一番初めとなった場所で、その歴史は今年で40周年を迎えます。羊蹄ゴンドラは1983年に、その次は、ウエスト第2クワッド、ウエスト第1クワッドが建設されました。

 

山としては小さいながらも、ウエストMt. はレベルの高いコースや急斜面があります。圧雪コースなら「ジャイアント」「エリート」「ダイナミック」コースを。コースの質や管理の良さが評価され、毎シーズン、スキーやスノーボードの各大会や技術選がここルスツで開催されています。

 

「エバー」「バンビ」コースは、毎晩圧雪車で整備していますが、運が良ければ、朝の降雪などでこのようなパウダースノーが積もっていることもあります。きれいに圧雪された上のパウダーはとても滑りやすいです。

 

写真は小学5年生の女の子。運が良く、今までで一番最高なパウダーターンを楽しみ、忘れられない経験になったようです。

 

昼間にスキーがあまり出来なかった日や、ご到着が午後遅い時間だった方は、ナイタースキーをおすすめします。ウエストMt. にて「第1クワッド」または「第2クワッド」が夜8時まで運行しています。初心者は「ホワイトラバー」または「ファミリー」コースを、上級者は「ダイナミック」コースを。夜もライトアップして全てのレベルの人が安心して楽しむことができます。

まずはどこから滑るか?

朝からどのコースを滑るか、悩んでしまいますよね・・・。沢山のコースの中から、その日のコンディションや、滑る仲間のレベルやテンションなどを考慮して、色々とイメージトレーニングをしてみてください。

 

ルスツリゾートは2019年まで3年連続「World Ski Awards」において、「Japan’s Best Ski Resort」で最高賞をいただきました。また、オーストラリアの雑誌「Holiday with kids」でも「Japan’s Best Family Ski Resort 2020」としてノミネートされたりと、多くの高評価をいただいております。

3つの山を舞台に、思い思いの楽しい時間を、ルスツリゾートでお過ごしください。