ルスツリゾートは2021年で40周年！1981年にスキー場の運営を開始し、その2年後1983年にオープンした遊園地は、おかげさまで今や北海道随一の規模を誇るレジャースポットになりました。
今回は開園40周年を記念して (!?) 、遊園地の㊙裏話を大暴露しちゃいます！あんな噂やこんな小ネタ、知っているだけで遊園地がきっと100倍楽しくなりますよ♪

 

さて本編に入る前に、40年の歴史を語るうえでおさえておきたいのが、「乗り放題遊び放題」のシステム。ルスツリゾートがオープンした当時の日本国内の遊園地はどこも、入場料を払ったのち遊具ごとに料金を支払うシステムでした。これだと遊具ごとにお財布とにらめっこしながらお子さんが遊び終わるまで待ち続けなくてはいけません。

 

親子で安心して楽しめる場にしたいと考え、ルスツリゾートでは「入園料だけで遊び放題」という仕組みを取り入れてオープンしました。今では珍しくない仕組みかもしれませんが、当時は日本の遊園地としては他にはなかったシステムなのです。ルスツリゾートの遊園地は、乗り放題遊び放題の先駆けなんですよ♪開園当初のポスターにも「ザ・遊び放題ランド」の文字が。このシステムのおかげで、ルスツリゾート遊園地の60以上を誇るアトラクションを余すとこなく楽しめるわけですね。ではこのアトラクションの10大裏話をご紹介！

㊙裏話その1｜世界唯一のウルトラツイスターは疾走感MAX！

ウルトラツイスターは国内外各地にありますが、ルスツリゾートにあるものは世界唯一の仕様！国外からもこの珍しい仕様を目当てに取材に来ていただくことも度々。それはどんな仕様かというと…。

 

通常のウルトラツイスターは、ビューっと疾走したのち折り返し地点で一度止まってから下のレールへスイッチ、そしてバックで戻ってくる仕様（スイッチバック）。しかしルスツのウルトラツイスターはこのスイッチバックがありません。折り返し地点で止まることなく下部レールにダイブするように回転し、正面を向いたまま戻ってきます。途中で止まらないので一気に駆け抜けるスピード感と疾走感はたまりません！これはきっと世界最速レベルですよ。

㊙裏話その2｜日本最古のコークスクリュー

ルスツリゾートにあるコークスクリューは、日本国内にあるスクリュー (らせん) 型コースターでは最古の遊具。1977年にアメリカで誕生し、千葉県の谷津遊園を経てルスツへやってきました。ルスツリゾート遊園地オープン当時から人気のジェットコースターとしてずっと活躍してくれています。形は谷津遊園にあった時のままですが、丁寧なメンテナンスやお色直しを繰り返しているおかげで、日本にやってきてから43年を経た今もなお元気に走り続けています。

 

こういった古いアトラクションのブレーキは、マニュアル操作になっているんです。もちろん係員が操作をしなくても最後は自動的に止まる設計にはなっていますが、自動ブレーキだけでは急にピタッと止まってしまい、乗客に負荷がかかってしまいます。そこで、係員は2つのブレーキボタンをを巧みに操りながら滑らかに止まるよう調整しているのです。これぞ職人芸。近年の遊具は自動化されているものが多いですが、この操作をみられるのは古い遊具ならではです。

㊙裏話その3｜日本に現存する稀有なフライングカーペット

昔懐かしい遊具のフライングカーペット。かつて各地の遊園地で見かけたという方も多いのでは？実は制御プログラムが複雑すぎるという理由などにより、国内の遊園地からはほとんど姿を消してしまいました。国内で残存するのは片手で数えて余る程度。そのうちの1台がルスツにあるのです！少し手がかかりますが、その分スタッフにも愛着のある遊具です。

㊙裏話その4｜アリバイ探し!? 一年ごとに色が変わるコースター

何度もルスツに来ている方ならご存知かもしれませんが、マウンテンジェットコースターには黒色と紫色のデザイン違いの車両が2台あります。シーズン中、片方の車両が走っている間もう1台はオーバーホール作業のためお休み。つまり、黒色と紫色が1年ごとに入れ替わるのです。もしも昔の写真にマウンテンジェットコースターが写っていたら、車両の色で奇数年か偶数年かわかります。これって、アリバイやトリックを見破るネタみたい!?

 

2021年の車両は紫。デザインもカラーリングも、遊園地スタッフが考えてるんですよ。

㊙裏話その5｜にぎやかな野菜たちの裏にはスタッフの苦労が

ちょっとレトロな風貌の野菜や調理器具たちがにぎやかに歌う、キッチンミュージカル。「料理をしましょ～♪」と歌いだしの音楽から楽しいアトラクションです。しかし、この肝になる音楽にもスタッフの苦労が詰まっているのです。歴史あるアトラクションにはつきものですが、音源が古くなってしまい直そうにもどうしようもなく、制御の更新するにも製造元もわからないような状態。そこでスタッフ自ら対応してくれそうな電気屋さんを探しまわり、ようやく見つけた店舗で「8トラのテープ」からCDに入れ替えをしたのです。動作も音源にリンクさせるようにプログラミングしなおし、その努力があってこそ今も続くアトラクションに。

続きは後編で！

長く続く遊園地だからこそ、裏での苦労がたっぷり。しかし、手がかかるからこそ愛情をもって大切に育ててきた遊園地でもあるんです。まだまだ気になる小ネタがたくさんですよ。続きは近日公開予定の後編にて！是非チェックしてみてくださいね。

40周年記念サイトもぜひご覧ください！

さらにルスツの歴史を知りたい方は、40周年記念特設サイトにお立ち寄りください。懐かしい映像や写真、ポスターなどがご覧いただけます。
250組最大1000名様に宿泊券が当たるキャンペーンも実施中！応募は2021/5/31(月) まで。

ルスツリゾート40周年記念特設サイト