2021/9/3
新アクティビティも登場!お子様からおとなまで楽しめる「ひつじひろば」をご紹介
昨年2020年にオープンした「ひつじひろば」。放牧場で気ままにと過ごすひつじを眺めながら、大自然をお楽しみいただけるエリアです。「メエエエ」と鳴くひつじたちに、ちいさなおこさまも大喜び。
オープンカフェではひつじモチーフのスイーツや自社農園ルスツファームで採れたアロニアのドリンクを楽しんだり、まっ黄色のブランコやゆらゆら揺れるハンモックなどの写真を撮りたくなるオブジェもたくさんです。
こんなルスツリゾート随一の癒しスポットのひつじひろばに、この秋、少しハードなアクティビティが誕生いたします。その名も「人間シープドッグ対決」!一足お先にスタッフで体験した様子をご紹介いたします。
ひつじをうまく誘導できる?人間シープドッグ対決に挑戦!
まずはルール説明から。場内には3か所の障害物と、ゴールとなる収容エリアがあります。各障害物にはポイントが設けられており、そこにひつじを通すことでポイントをゲットできるというもの。制限時間内でより多くのポイントを集めていくゲームとなります (チーム戦でポイントを競うと燃えます!)。
次にスタッフからの羊の習性や基本的な誘導の仕方のレクチャー。ひつじは外敵から身を守るため群れで行動します。群れから離れると怖くなってメエメエ鳴き出してしまう、臆病な気質。そして270~320度を見渡せる広い視野も特徴です。
個体ではなく「群れ」を操るのが最大のポイント。バラバラになってしまったらもう収集がつきません。後ろに回り込み、少しずつ視界に入り込むよう手を広げ、間合いをじりじりととりながら誘導していくのがおすすめ。そして一番大事なのは「羊をここに誘導したい。」という強い気持ち。気合です。
さてこのレクチャーを受け、チームで相談。ルスツリゾート随一の体力自慢メンズチームで揃えました。「あの障害物のところを通して…」と相談。ひつじの滞留している地点から一番近くの障害物を通し、ポイントを少しずつ稼いでいく作戦のようです。
ひつじの防疫の為、手と足を消毒をしっかりして。いざ、出陣です!青いつなぎ軍団。4人の男たちが全員、真剣なまなざしでひつじの動向を伺いながら、足を進めます。
リーダーの指示に従い、手をひろげじりじりと後ろからまとめていきます。なかなかいい感じですね。リーダーが目の前で一度群れの動きをコントロール。これは早速橋に見立てた障害物を通すことができるか⁉
と思いきや、ダダダダーっと走り出すひつじたち。1頭が走り出すともう止まらず、あっという間にバラバラです。プレッシャーが強すぎましたね。
この競技の難しさを早々に感じ取った彼らは、大幅に作戦変更。シンプルに、ゴールの収容地点への誘導のみを目指すことにしたようです。まずは後ろから追い込み、牧柵の端の方に寄せこみ、本気モードで挑みます。
じわじわと男4人で手を広げ囲い込み…。おっ!一匹収容エリアに入りました!これはいけるか⁉
と思いきやまた今回も全頭勢いよく柵の外へ走り出しました。収容失敗です。
その後もうまくいかず、見ての通り惨敗。この大変な作業、牧羊犬たちはスタッフの合図のもと、たったの1匹で成し遂げてしまうんです。土日祝開催のシープドッグショーでは優秀な牧羊犬の仕事風景をご覧いただけますよ。以下で少しだけその様子をご紹介。
羊飼いと牧羊犬の見事なチームワーク!シープドッグショー
今回その技を見せてくれるのはオーストラリアから来たボーダーコリーのファーギー。2019年の秋に来て、羊飼いのスタッフとずっと一緒に特訓に励んできました。
広い放牧場では、羊舎に帰るまでには車の通る道路を横断させたり、川が流れている橋を渡ったりしないと
帰ることが出来ません。この作業を人間でやろうとすると、2~4人いないと上手く出来ませんが、牧羊犬がいることにより、作業効率が非常に良くなります。また遠くの羊を集めて来て、頭数を数えて脱走していないか?体調の悪い個体がいないか?など、健康チェックするためにも、大変重要な作業をを手伝ってくれる優秀なスタッフです。
羊飼いが使用するのは専用の笛と、合図の声。「here (時計回り)」「lay down (伏せて待て)」など、合図はすべて英語で行います。笛の合図で、ファーギーが走り出します!
ひつじの群れの後方遠くから、合図の通り右に左と動き、群れを小さくまとめ上げます。プレッシャーを与えすぎない距離感で、少しずつ羊たちを動かしてきます。
ものの数分で柵に収容完了。簡単そうに見えますが、羊飼いとの毎日の特訓の成果!信頼関係が織りなす見事な技です。
他にはない動物と触れ合える特別な体験。是非涼しくなってきたルスツで体験してみませんか?