ドクター's コラム

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[29回] 栄養状態を血液データで知る「分子整合栄養医学」

2017/10/27

日本全国が上昇気流に乗り活気に満ちていた昭和の高度成長の時代、子供はすくすく元気に育つために、大人は元気でバリバリ仕事や家事をこなすために「栄養をつける」ことが必要とされていました。しかし、飽食の時代を迎えて久しい現代においては、生活習慣病が問題化しダイエット志向が高まるにつれ「栄養をつける」よりも、朝食を抜いたりカロリーを過度に気にするなどで、むしろ「栄養を控える」傾向にあります。

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[28回] 世界が注目するノーベル賞級がん免疫療法

2017/8/21

最強の難敵「がん」。最も確実な治療は手術で取り除くことですが、それが叶わない場合、多くの患者さんは先行き不透明な道を歩むことを余儀なくされてしまいます。治癒の可能性が高くなる目標の5年を戦い抜いたとしても不安を完全には払拭できず、本人はもとより、家族の精神的負担も続いていくことになります。

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[27回] 食へのリスクヘッジ (リスク回避)  

2017/5/31

「ストレス」というと、仕事や学業、人間関係などでみられる精神的な負の刺激と考える方が多いと思いますが、医学的にはそうしたメンタルなものに限らず、様々な身体的な刺激についても「ストレス」と捉えます。食品中の添加物、遺伝子組み換え食材、化学物質、歯の詰め物 (アマルガム)、環境汚染物質、タバコ、電磁波、紫外線、放射線、ブルーライト、抗生物質などの薬剤等、その原因は多種多様です。

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[26回] 記憶のしくみとその対処法

2017/3/28

毎日の経験のなかには、忘れたくないこと、覚えなければならないことがある一方で、忘れてしまいたいことがあり、それを上手く対処できないまま引きずってしまうことはよくあることです。また、中高年になるともの忘れがひどくなり、アルツハイマー (認知症) を心配される方も少なくないのではないでしょうか。

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[25回] これならできる アンチエイジング実践法

2017/1/27

若さと元気いっぱいの10代から20代に入り年を重ねていくにつれ、誰しもがわが身の劣化 (老い) を実感するようになっていきます。老化現象は生理的老化に病的老化が少なからず加わっていると考えれば、「老化も生活習慣病」と捉えることができるのです。生活習慣病であるなら、ライフスタイルを見直すことで相応に老化にブレーキをかけることができるはずです。

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[24回] 恋愛の科学

2016/11/15

バブル全盛の時代、高学歴、高収入、高身長のいわゆる「3高」は、恋人や結婚相手として女性が男性に求める理想条件とされていました。それがバブル崩壊後には、「3C (Comfortable : 年収700万円以上、Communication : 理解がある、Cooperation : 家事に協力的)」となり、2000年代に入ってからの「4低 (低姿勢 : 女性に威張らない、低依存 : 家事を女性に頼らない、低リスク : リストラされない、低燃費 : 節約できる)」を経て、現在は「3生 (生存力、生活力、生産力がある)」になっています。

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[23回] あなたは右?左?

2016/9/2

英語では「正しい」という単語は「右」を表すrightであることに象徴されるように、世界的にみると様々な場面で左よりも右を上位にみることが多いようです。オリンピックの表彰台の銀メダル、2国の政治家が同じ壇上に立つ場合の相手国など、右手が格上となります。

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[22回] 先制医療

2016/7/15

心もからだも若々しく元気で人生を歩んで行こうというアンチエイジングライフの道筋には、さまざまな障壁 (病気) が待ち受けています。代表的なものの一つが「がん」であり、それは人生の上り坂の若い時期に突然目の前に現れることもあり、本人だけではなく周りの人を巻き込みながら、その後の人生に少なからず影を落としていくことになります。

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[21回] 五感

2016/4/21

桜、菜の花、チューリップの鮮やかな色彩と香りを目と鼻で楽しみ、雪融けの水のせせらぎの音や小鳥たちのさえずりに耳を傾け、春の訪れを感じる旬の食材を手に取って味わう―四季のなかで視覚、嗅覚、聴覚、触覚、味覚の五感が最も活躍するのは春なのではないでしょうか。

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[20回] 健康寿命の延ばし方

2016/2/2

長生きはしたいけど寝たきりになって人様に迷惑はかけたくない、というのが多くの人の気持ちなのではないでしょうか。女性76歳、男性71歳。これは寝たきり、あるいはそれに近い状態にならずに過ごせる期間である「健康寿命」と言われる年齢です。しかしこれは、平均寿命より10歳前後も早く、つまり、男女ともおよそ10年もの間、周りの人のお世話になりながら過ごすことになるのです。

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